コロナ禍を経て、日本では二重手術やボトックスなどの美容医療が幅広く浸透しています。その中でも、たるみやしわを切らずに解消する「オンダリフト」という施術が、近年注目を集めています。
本記事では、オンダリフトの施術の流れや効果、ダウンタイムについて解説します。
1.オンダリフトとは?
オンダリフトとは、マイクロ波を利用して肌の奥深くにアプローチする施術で、メスを使わずにたるみをリフトアップさせることが特徴です。照射時には、皮膚の表面にはダメージを与えず、切開を行わないことから傷跡が残りにくく、自然にリフトアップをしたいという方にはぴったりの施術です。オンダリフトで使用しているマイクロ波は、世界初の特許を取得しており、最新のリフトアップ施術として人気を集めています。
2.オンダリフトの効果とは?
オンダリフトはフェイスラインを引き上げる効果があります。加齢や生活習慣によってたるんだ肌をホームケアでカバーするには限度があると思いますが、オンダリフトはコラーゲンを作り出して肌が持つ本来のハリや弾力を取り戻す効果があるため、小顔やフェイスラインの引き締めが期待できます。また、今までのリフトアップの施術とは違い、自然に効果が現れることが特徴です。そのため、美容施術を行ったことを周りに気づかれたくないという方も、気軽に挑戦することができます。回数を重ねるにつれ、年齢を感じさせにくい若々しい印象へ近づくことができます。
3.どんなお悩みに効果的?
フェイスラインのもたつきや、ほうれい線、マリオネットラインなどに悩む方には特におすすめです。加齢によって頬が下がってきたように感じる場合や、二重あごが気になりはじめた場合にも、オンダリフトの熱エネルギーが皮下脂肪を刺激することで、すっきりとした印象になる効果が期待できます。また、コラーゲンを作り出す働きがあるため、「トータルエイジングケアをしたい」「肌のハリを取り戻したい」という方にもおすすめです。オンダリフトは切らない施術のため、初めて美容医療を受けるという方や、メスを使う施術には抵抗があるという方も手軽に試すことができます。
4.施術の流れ
カウンセリングでは、担当医と一緒にお肌の状態を確認し、照射する範囲や照射の強さを決めます。その後、クレンジング・洗顔を行い、施術に入ります。照射時には、痛みが出にくいように出力を調整しながら、広範囲にわたりムラなくオンダリフトを当てていきます。施術自体の所要時間は、範囲や出力にもよりますが、比較的短時間で終わることが多いです。また、施術後には保湿などのアフターケアを欠かさず行います。痛みを感じる場合や質問がある場合には、担当医へすぐ相談することが大切です。
5.痛みやダウンタイムはある?
オンダリフトはメスを使わない施術のため、痛みやダウンタイムは少ないです。出力の強さによっては、熱さを感じたり、若干痛みを感じる場合もあるかもしれませんが、我慢できないほどの痛みではないと言われています。また、施術後に赤みや腫れが多少出ることはありますが、短期間で落ち着くケースがほとんどです。そのため、仕事を長く休む必要もなく、忙しい方でも気軽に施術を受けることができます。
6.術後の経過について
術後は、少し腫れたり、熱がこもっている感覚が続くこともありますが、通常は数日ほどで落ち着きます。また、照射してすぐに効果を感じるというわけではなく、徐々にコラーゲンが作られていくため、オンダリフトの効果を感じ始めるのは、術後数週間から1ヶ月ほどです。その後は数ヶ月から半年にわたって、リフトアップ効果や肌のハリを保つことができますが、個人差があるため一概には言い切れません。また、定期的にオンダリフトを受けることで効果を維持することができるため、施術の周期を医師に相談することがおすすめです。日常生活においては、紫外線対策や保湿を徹底することがポイントです。
7.オンダリフトはボディへも可能?
フェイスラインの引き締めに効果的と注目されているオンダリフトですが、ボディの引き締めにも使われています。腰回りや二の腕、太ももなどに超音波のエネルギーを照射し、脂肪の層に刺激を与えることで、引き締め効果を発揮します。顔の施術同様、切開を行わずに施術を行えることが魅力です。ただし、体質や脂肪の量、肌の状態によって、効果には個人差があるため、カウンセリングで説明を受けて、メリットとデメリットを理解することが大切です。